生理前や更年期に感じる“冷え”は、体のサイン[恵比寿/鍼灸]
朝晩の冷え込みが強くなり、体の変化を感じやすい季節になりました。
この時期になると、「生理前になると冷える」「更年期に入ってから手足が冷たい」
というご相談が多くなります。
東洋医学では、女性の体は“血(けつ)”と“気(き)”のバランスによって支えられていると考えます。
生理や更年期の時期は、このバランスが揺らぎやすく、
特に「下半身の冷え」「のぼせ」「情緒の不安定」などが出やすくなります。
冷えの原因は、単に血流が悪いからではなく、
“気”の流れが滞ることで「温める力」自体が弱まっていることも多いのです。
体をいくら温めても、芯が冷たいまま…という方は、このタイプかもしれません。
積聚治療では、気・血・水のめぐりを整え、内臓と自律神経を穏やかに調整していきます。
鍼や手技で体の奥にある“気の流れ”を整えることで、
ホルモンバランスが安定し、冷えだけでなく「気持ちの落ち込み」「イライラ」「不眠」なども改善しやすくなります。
また、日常生活では「冷やさない」だけでなく「温めやすい体を作る」ことが大切。
・湯船につかるときは、肩まででなくみぞおち下までをじんわり温める
・腹巻やレッグウォーマーで“下腹部と足首”を守る
・大豆、黒ごま、くるみ、ねぎ、しょうがなど、血を補う食材を取り入れる
これらの積み重ねが、体の芯から温まる力を育てます。
ホルモンの変化は自然な体のリズム。
無理に逆らうのではなく、流れに寄り添いながら“めぐる体”を保つことが、
心身を穏やかに過ごす秘訣です。
冷えや不調が出やすいこの季節、
どうぞ無理をせず、体の声を聴く時間を作ってください。
体を温め、気をめぐらせ、心までやわらかくなるケアを——
恵比寿LOOPがしっかりサポートします。