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生理前や更年期に感じる“冷え”は、体のサイン[恵比寿/鍼灸]

2025年10月18日 恵比寿LOOP鍼灸院 / 東洋医学,鍼灸治療,生理前,更年期,自律神経,冷え性

朝晩の冷え込みが強くなり、体の変化を感じやすい季節になりました。

この時期になると、「生理前になると冷える」「更年期に入ってから手足が冷たい」

というご相談が多くなります。


東洋医学では、女性の体は“血(けつ)”と“気(き)”のバランスによって支えられていると考えます。

生理や更年期の時期は、このバランスが揺らぎやすく、

特に「下半身の冷え」「のぼせ」「情緒の不安定」などが出やすくなります。


冷えの原因は、単に血流が悪いからではなく、

“気”の流れが滞ることで「温める力」自体が弱まっていることも多いのです。

体をいくら温めても、芯が冷たいまま…という方は、このタイプかもしれません。


積聚治療では、気・血・水のめぐりを整え、内臓と自律神経を穏やかに調整していきます。

鍼や手技で体の奥にある“気の流れ”を整えることで、

ホルモンバランスが安定し、冷えだけでなく「気持ちの落ち込み」「イライラ」「不眠」なども改善しやすくなります。


また、日常生活では「冷やさない」だけでなく「温めやすい体を作る」ことが大切。

・湯船につかるときは、肩まででなくみぞおち下までをじんわり温める

・腹巻やレッグウォーマーで“下腹部と足首”を守る

・大豆、黒ごま、くるみ、ねぎ、しょうがなど、血を補う食材を取り入れる

これらの積み重ねが、体の芯から温まる力を育てます。


ホルモンの変化は自然な体のリズム。

無理に逆らうのではなく、流れに寄り添いながら“めぐる体”を保つことが、

心身を穏やかに過ごす秘訣です。


冷えや不調が出やすいこの季節、

どうぞ無理をせず、体の声を聴く時間を作ってください。

体を温め、気をめぐらせ、心までやわらかくなるケアを——

恵比寿LOOPがしっかりサポートします。

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